最後の恋

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土曜日。 いつもは遅くまで寝ているが、早く目が覚めてしまい、いつもはあまりやらない掃除を隅々までやり、出かけるまでの時間を潰した。 待ち合わせのショッピングセンターの駐車場に着き、車の中でぼーとして待っていると携帯の着信音が鳴る。 「もしもし」 と電話に出ると、 「おはようございます。今どこですか?」 とウォニョンに聞かれたので、 「今駐車場にいます」 と答えると、 「どの辺ですか?」 と聞かれ、周りを見渡し、Eと柱に書かれていたので、 「Eという所です」 と答えると、 「今向かいます」 とウォニョンは言って、電話を切った。 車から降りて、車の前に立っていると黒い軽自動車が近づいてきた。 見るとウォニョンが運転していたので、右手を軽く挙げた。 俺の車の隣りに車を停めたウォニョンが、車から降りてきて、笑顔で手を振り、 「待ちましたか?」 と聞かれたので、 「さっき着いたところだよ」 と答えると、 「それならよかった。何食べますか?」 と聞かれたので、 「ウォニョンちゃんは?」 と聞くと、 「よしさんの食べたいものでいいです」 と言ったので、 「この間韓国料理食べ損なったから韓国料理がいいな。この辺のお店知ってる?」 と聞くと、 「知ってます。私の車で行きましょう」 とウォニョンは言って、運転席へと向かった。
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