絶望と悲しみの瞬間

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 ――最後の1口のいちごがーーー!!!  しかも新品の白い服にチョコレートクリームの軌跡を付けて、赤い宝石は口に運ばれることなく落ちていったのだ!  あまりに深い、楽しみだったいちごを食べられなかった絶望と、服が汚れた悲しみに、私は床に横たわるいちごを、ただ睨むことしかできなかった。
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