プロローグ

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白い天井白いカーテン 「あっ!」 ママがいた、 「愛夢(あゆめ)!」 ママは泣きながら、 「ホンマあんたはバカや!」 (パパから助けてくれんくせになになっきょん見せかけの涙や…いいって!) みんながみんな僕の敵だった、僕は起き上がって 「ごめん」嘘の言葉をはいた! みんなは…僕の敵だった、 家に帰ると、僕はパパに死ぬほど怒られた、 だけど、僕は一人部屋で借りていたDVDを 再生した、大好きなアニメの第4シリーズ それを再生してずっと見ている、 泣きながら、(死にたい!……死にたい) ずっとその言葉が頭を支配する すると……ある僕の胸を突き刺す 衝撃の中性ボイス、そして、 『羨ましいなっ……夢が沢山ある…人は』 悪役でいわゆる男の娘、でも気になるから、 調べてみると、その人は"石谷彰人さん"って声優さんだった、 「僕、この人になりたい!」そう思って、 死にたいなんて考えなくなり、学校はそれから 不登校になったけど、1人で勉強して、 学校行かず塾へ通った、うちの生徒も来てた、 そして高校へ進学して、バイトしてお金貯めて、 だけど…高校卒業する間際のこと、声優事務所所属のオーディションがあると知り、 僕は、お母さんに頼んで、受けさせてもらい、 見事合格することが出来た…すごくすごく、 嬉しくて…これから…夢の1ページと共に、 出来なかった事が出来るとワクワクしていた、 一人暮ししたら…女装したり、女の子になったり、 できるんだとワクワクしていた、 くまのぬいぐるみだらけの部屋にするって夢も叶う、 僕は…胸を膨らませていた、
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