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でもこれを記者さんに売ったら、あいつは終わる
でも…星願さんまで
だからこの事はあたしの中だけ
「苺ちゃんには言お〜」
あたしは苺ちゃんに、
(ねぇちょっと知らない電話番号にかけたら…あのムカつくやつが出たんだけど…でもねそれ…星願さんの電話だったの}
Lyrnを送るすると…少したって
{えっ！まじ？！週刊誌に売れるじゃん！)
(売らないよ、だって星願さんも巻き込んじゃうから}
でもやっぱり、"考える事は一緒なんだ"と思ってしまった
「はぁ〜明日レッスン」
そんな事を考えていると《ティロリン》って着信が流れる、
スマホを見るとさっき登録した、【星願さん】の文字、
「あっ！もしもしさっきはごめんね、」そう言って星願さんの声
「あっ！勘違いしないでね？…あたし…優司とは友達以外のなんでもないから！、」
って教えてもらった…でもあたしは少し疑った、
「あっ！…そうだ、あゆっちは…」
"あゆっち"いきなりフレンドリーで驚く、
「あゆっちって呼んでもいいよね？」
「あぁ…はい、」
「あゆっち見てたら、アイディアが溢れ出して来るの、話題の女装男子なんだって？」
(わっ…話題？)
まぁ間違いではない…あの人のせいで
「…なんで…知ってるんですか？」
「だって…SNSやニュース見てない？」
あたしはすぐに"MeTube"を見てみると
そこには…"激カワ、毒舌女装男子"って書いてあった……
「なんで女装ってバレたんだろ？」
「あぁそれは…優司が書き込んだから、」
(書き込ん…だ？)最初から気づいてたんだ！
「ほんとムカつく、」
「まぁ…でも…許してやってよ」
(許す？！…許せるわけねぇだろ〜)
って今すぐ叫びたくなるくらいに、ムカッてきた！
「わっ…分かりました！」
「あいつは…あぁ言う性格だから…でも…怒ってくれた人…初めてだったんじゃないかなぁ？」
優しい声で、そう電話越しに言われた、
「初めて？！」
「そう…あたしも、怒れないし、ムカついても、親友の颯斗も…怒らないし、」
(まぁ…大物の子供だからか！)
あたしも…やってしまったって今更ながら、
(後悔だぁぁぁ〜)
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