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「早く食べよ!」って…颯斗さんの声もした、
「颯斗さん!いるんですか?!」
「いるよ…まさか!颯斗が好きなの?」って聞かれたから…黙ってしまう
「手伝ってあげる!…その代わり…苺花先生…紹介して…あたし…好きなんだ!」
って言った…なんで…苺ちゃんを?
「まいっ…苺花ちゃんがあたしの知り合いって知ってたんですか?」
「えっ…えぇ、」
「そうだったんだ!…ファンなんですか?」
「ううん…好きなの歌原苺ちゃんが、」
「好きって…」
「そうだよ!…」
苺ちゃんは確かに…イケメンアシスタントさんが入るって言ってた、
「あたしもゲイって事、」
そうだったんだ!…海外ではレズもゲイって言うらしい、
「同じですね?」
「うん…そうだね?」
でもなんで…苺ちゃんが好きなのかなぁ?
それは…あたしには知る由もない、
「でも…ぼく…颯斗さんの事は…ファンなだけです!」
「そうだったの?…」
「しかも会った…それだけで、近づく気はありません、」
「そっか!でもあたしにはちゃんと、紹介してね?」
「もちろん!」
「あっそうだった…楽しすぎて忘れてた、」
(忘れとったんかい!)でも楽しいって言ってくれるのは嬉しい
「あたしと…ランウェイ歩こうよ!」
「えっ…ランナ〜ウェ〜イの略称ですか?」
「なっ…なんなのそれ!あはは、」笑いながら、星願さんは言う
「だって…」
「お願い…」電話でも頭下げてるのが分かるくらいの気持ちのこもった声に
「わっ…分かりました…」って、あたしは渋々OKしてしまった、
あたしは…なんでも取り組みために、声優になろうと頑張ろうって東京に来たんだから、
「僕…頑張ります!」
「うんホント嬉し〜!」
「いやった〜」
颯斗さんとあいつの声が聞こえてくる
「良かったね〜」でもキーンてするほどの星願さんの喜びようで、こっちまで嬉しくなってくる、
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