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「ん……」  何度も深いキスを繰り返す。想いを注ぎあう。欲情が高ぶっていく。お互いの熱がだんだん硬くなっていくのを感じながら、身体を絡ませあう。  唾液があごをしたたるほどに唇を貪りあいながら、ケンはシュウのパジャマのボタンを外していく。パジャマの前をはだけると、自分もTシャツを荒っぽく脱いでシュウの首筋にむしゃぶりついた。 「ずいぶん興奮してんじゃん」 「当たり前だ、しばらくヤれないし、でも大事な時に悪いかと思ってガマンしてた」  少し照れたような表情。ケンは素直に、思いを口にするようになった。あまりにストレートすぎて照れることもあるが、悪くない。 「飽きねえよな」  照れ隠しにつぶやき、シュウはケンの背中に回した腕に力をこめる。 「俺に任せろ。疲れてよく寝れるようにしてやる」  ケンはにやり、と笑った。シュウは色気に喉元を押さえつけられたような気になり、唾を飲みこむ。  しつこいほどに耳を舌でなぶりながら、ケンはシュウの胸の突起を指でいじった。 「あっ……」  ぴくり、と跳ねるシュウの背中。がさがさと音で耳を犯され、背中がぞくぞくする感覚がたまらない。思わず、ケンの背中に爪を立てる。反り返る喉。 「あ……、あっ……!」  ケンの指が、舌が、シュウの身体を這い回る。優しく食い尽くされていく。深い快感にとろかされていく。そんなシュウに、ケンはますます快感に堕とそうと技の限りを尽くす。 「はっ……、も……イクっ……!」  上気し、少し汗ばんだ身体をくねらせて、シュウは限界を訴えた。シュウの前に顔を埋めたケンは、わざとそれを音をたてて吸い、舌でなぶり、さらにシュウを追いつめる。 「あ、ダメだって、出る……っ!」  余裕のない表情でケンの頭を押すシュウの両手をつかんで、ケンは張りつめた先端を唇と舌で刺激した。
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