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妥協案
「君の食事は美味しいし、孫たちは可愛い」
「私はもう1年365日、1日3回の食事にも飽きてきたわ。
これ以上は平行線ね。私は天国の門をくぐるから、あなたは気の住むまでこの世界でお過ごしなさいな」
「100年も連添った君が急にいなくなったら寂しいじゃないか」
「だったら一緒に天国の門をくぐる?」
「『君が天国の門をくぐるのを先延ばしにする』という選択肢はないんだね?」
「当然じゃない。もう決めたことなのよ」
「僕は納得していない」
「だったらそうね。私の『最後の雫』を瓶に詰めて、あなたが持っているというのはどうかしら?」
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