海野ファンクラブ

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もっと海野先輩と話したいなと思っても、なかなか機会がない。 相変わらず海野先輩の周りには人が多いし、図書室へ行こうとしても、この前の出来事を思い出すと恥ずかしくて行けない。 どうしたらいいんだろう…。 「なかなか海野先輩と話せない真柚のために情報を持ってきたよー!」 報子ちゃんが風のように突然現れた。 「報子ちゃん、一体どこから…」 「そんな細かいことはいいから」 報子ちゃんはスマホを取り出し、画面を私に見せてきた。 画面には、海野先輩の名前とファンクラブの文字。
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