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高校生活に慣れ始め、校内の地図がなくても迷子にならなくなった頃。
昼休みに図書室で本を見ていると、見覚えのある小説に目がついた。
陰キャの女子高生が先輩に恋をしたのをきっかけに、変わっていく恋愛小説。
主人公に親近感が沸いて、本屋で購入したが途中までしか読んでいない。
せっかくだから続きを読もうかな。
本を手に取り、空いてる席を探していると、窓際の席で本を読んでいる海野先輩を発見した。
教室まで送ってくれて、地図をくれたお礼をまだ言ってなかったことを思い出し、勇気を出して海野先輩に声をかける。
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