ある日、推しの姉になりました。

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あ、お母さんだ。なになに? 【早苗元気してる~?♡あのねえ、あなたに朗報があるから、今週末にでも帰っていらっしゃーい♡♡】 相変わらずハイテンションな母親だ。 朗報…?なんだろ。土曜にでも帰ってみるか! ーーー 土曜日、私は電車で実家へ帰った。懐かしい田舎の匂い。う~ん、幸せ。 見慣れた道に入り、脚に任せて実家へ帰り着いた。田舎なので施錠はされていない。私は心配なのでしてほしいのだが。 ドアを開け、「ただいまー!」と言いながらリビングへ向かった。 「おかえりー!早苗ー!」 お母さんの声だ。なんだか安心する。 リビングのドアを開ける。 すると、そこには信じられない光景が…。
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