光の花束

自己愛

わたしは気づいた

確かにわたしは自分を
大切にできるようになった

頑張ってきた自分に
たくさん感謝を
するようになった

だけど
愛していない
かもしれない

本当は一番に
愛しているはずなのに

だって
小さい頃に
そんなことは
教わらなくて

人に迷惑を
かけてはいけない

人に優しく
しなければいけない

頑張って
乗り越えなければ
いけない

相手への配慮
誰かへの心遣い
努力と我慢

そんなものは
たくさん教わったけれど

誰がなにを言っても
キミが嫌なら
やらなくていい

自分の心に
素直に生きれば
それでいい

そんな言葉を
貰ったことは
無かったかもしれない

だけど
わたしの人生は
わたしが主役で
わたしの世界で

わたしではない
他の誰かが
わたしの望む通りに
言葉や愛を
くれるはずもない

愛は誰かに
もらうものではなくて
愛は自分で満たすもの

わたしはようやく
そこにたどり着いた

たとえ間違えても
たとえ失敗しても
誰かに迷惑をかけても
誰かに嫌われても
誰かに軽蔑されても

そんなわたしも
全て愛せるわたしになる
こんな自分はイヤだなんて
もう思わない

だってわたしの中に
小さなわたしを感じるから

子ども達を愛するように
彼女のことも
愛せるのだとわかったの

まだまだ未熟だけれど
それでもわたしは
いつでもわたしの味方だし
いつでもわたしを愛していく