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一番大切な人
ずっと自分の幸せに
興味がなかった
きっと自分は
不幸で平気だと
そんな思考が
こびりついていて
自分が我慢すれば
丸く収まる
あの人のために
彼らのために
このコミュニティのために
自分の気持ちは
後まわしで当たり前で
自分より好きな人が
たくさんいると
思っていたの
生き方が好き
性格が好き
描く世界観が好き
それは本当に
そうだけど
だけどね
付き合っていくなかで
どうしてその人を好きなのか
もしもその人が
自分を嫌っていても
本当に好きなのか
突き詰めて考えると
わたしとフィーリングが合う
わたしを尊重してくれた
わたしを好きでいてくれる
わたしに優しくしてくれた
そんな人が
やっぱり信用できる
そんな人のことが
やっぱり好きだと思う
なのに
わたしはわたしを
一番に大切な人だと
認めていなかった
周りが友達が家族が
大切な人たちが
彼らが笑顔で幸せで
それが最優先
自分自身の幸せを
一番に求めているのに
自分自身の幸せには
興味を示せなかった
自分が一番大切な人だと
認識したことが
無かったから
まず自分を大切にする
それが満たされたら
ようやく人に目を向ける
その順番を間違えていた
だけどそのうち
自分のなかに
大切な人たちが
含まれるようになるから
順番なんてきっと
あって無いようなもの
だけど
順番を間違えると
自分の幸せは
ずっと後まわしのまま
自分を大切にしないと
結局はお腹の底から
本心というものが
真っ黒な煙のように
もくもくと湧き上がる
それを無視して鎮めて
自分を後まわしにしても
いつか何かしらの形で
きっと爆発する
言葉や行動なのか
病気やアクシデントなのか
とにかく
自分の中の本心が
我慢の限界に達したら
強制終了を起こしてくる
何をやっても
上手くいかないことは
大切な大切な自分を
我慢させていたから
わたしはようやく
気がついたの
自分という存在は
自分にとって
何よりも尊く
何よりも愛しく
何よりも大切なものだと
それは誰にとっても
同じだから
だから人のことも
尊重できる
自分が犠牲になれば
丸く収まるからではなく
自分を大切に思うように
人を大切に思える
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