[Ⅰ]
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だから。 声をかけてきた佐川の存在に、とてもびっくりした。 ぶっきらぼうな答えしか、出なかった。 『あ。…コレ、使って?』 佐川は、ポケットから一枚の絆創膏を取り、僕によこす。 どうも、と呟き、受け取った。 …少し、体温で温かかった。 ありがとうと言いたかった。 …言えなかった。 言えないままに、僕は、皆の前から本当に存在を消した。 そして。 気がついたら、学校にいた。
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