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「…君、見たことある。自殺したC組の生徒。…もしかして、恨みつらみで学校に復讐しにきた…?」
彼女は何故か両手で十字の形を作り、ジリジリと距離をとる。
「私は関係ないしっ…それに確か、苛めた連中は、皆、転校したかいなくなったかだから、そっちに行けばっ!」
いや、それは別にもう…と言いかける僕に、「ちょっと!近づかないでよ!ソコでストップ!そのテーブルからこっちに来ないでよっ?分かった?」
頷く僕に、彼女は眼鏡を動かし、動揺をおさえるしぐさをする。
「……話を、聞くわよ」
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