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しかし
幸せの終わりはまたすぐ訪れた
私に子供ができて、全然顔が違うからだ。
旦那に迫られ、答えづらそうにしていると
旦那は出ていってしまった
もういい!と。
私は一人でその子を育てる
一重で、腫れぼったくて
鼻がひくくて、なんて可愛くないのだろうと思いながら
廃れた心で私は、それでも母とおなじことを繰り返しちゃだめだって
我慢して、我慢して
それなのに私のつくった弁当を残すわ
財布から勝手にお金を取ろうとするわ
やりたい放題の中学生になる娘に対してー
ついに私は
その頬を殴り、怒鳴り散らす
それはいままで溜まってきた鬱憤だった。
「なにがいじめられてるからお金が必要、よ
いじめられるような見た目してるのがいけないんでしょ!
このブサイク!いいわよお金ならくれてやるわだからそれで美容整形うけなさい!そしたらもう皆馬鹿になんてしてこないんだから!
どうせそのままじゃろくな人生待ってないわよ
そうね、目も鼻も口もいじったほうがいいし
あと脂肪吸引もしたほうがいいわ
それから……」
ひと晩中あたり散らして自室にこもって
私は泣いてノートに娘にごめんねと書き綴った
けれどどうしていいか、もうわからなかった
色々考えて、ひねりだして
気持ちを落ち着かせて…………
そんなことをしてる内に
私の意識はそこで途絶えた。
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