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「我の名は、ゴエーモン・エンマ・ストーンリバー。」
「いや誰やねん」
突っ込みたいところはたくさんある、というか、突っ込みが追い付かない。
面食らった僕がとっさに言ったのは、「いや誰やねん」だった。
ちなみに、彼、ごえーもんえんますとーんりばー(?)の声は、すごくイケボだった。
ついていけなくなった僕は、不思議そうな顔をしていたのだろう。
彼は、もう一度言った。
「我の名は、ゴエーモン・エンマ・ストーンリb」
「いや、名前は分かったから…。」
なんなのだこれは。
RPGの一種だろうか。
ていうか、この人の名前に、石川五右衛門入っていないか??
とにかく面食らった僕は、だらしなく口を開けて、ポカーンとした。
「宮下健太よ…。そなたは死んだ。」
「なんですかそれ、新手のいじめですか?」
僕が、死んだ?
いったい何を言っているんだ、ゴエーモン・エンマ・ストーンリバー(以下ゴエーモン)は。
ゴエーモンは静かに口を開く。
「我は第46代、閻魔大王だ。」
閉口だ。
頭がおかしいのだろうか、この人は…。
「我ら、閻魔一族は、ひとつの代で約1億年は大王を務める。」
「長生きやなぁ。」
僕はもう変なところに感心していた。
「んじゃ、本題だけど…。宮下健太、地獄行ってね~☆」
「いやです」
僕は即答した。
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