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「宮下健太よ、ドーテーってなんだ!教えてくれ!!場合によってはお前を天国行きにしてやるぞ!」
ちーーーーーーーん
僕の頭にさっきよりも大きな仏壇の音が響いた。
だめだ、ゴエーモンは相手にならない。
てか、ゴエーモン、さらっと大事なこと言わなかった?
天国行き??
僕は、地獄行きなのか??
オイオイ、マジかよぉ…。
聞いていないぜ…。
「童貞っていうのはな、そのぉ…モゴモゴモゴモゴ」
「聞こえぬぞ宮下健太!!もっと大きな声で言え!!」
「えぇ!?そんな無茶なぁ……。」
僕は中学生の保健の授業でもしているのか?
「そなたが口を割らなければ………、我がカラダで教えたもう!!」
「やだぁぁぁぁぁ…」
僕はもう涙目だった。
なぜか玉座から立ち上がり、追いかけてくるゴエーモン。
やだやだ。
こんなクソみたいな閻魔大王に性教育するよりも、地獄に行った方がマシだぁ!!
しかし、人間と閻魔大王の力の差は歴然だった。
僕は一瞬で玉座の間に押し倒される。
美しい閻魔大王の顔が間近に迫る。
「教えろ、宮下健太よ……。」
壁ドンならぬ床ドンされ、僕はがちがちに固まってしまった。
「これは、どうやってやるのだ!!教えてくれ!!我は好奇心を抑えきれぬ!」
思春期の男子かよぉぉぉぉ!!!!!!
もうやだ、助けて。
閻魔大王に犯されるーー!!!
「やあだぁ!!」
「教えたもう!!」
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