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いい箱作ろう鎌倉幕府
「正確には、2006年の教科書から改訂されたんだよ」
「フフゥン、わかったわ。すべての謎はこのセクシー忍者お蘭に解かれたがっているのじゃ」
「ど、どんな謎ですか?」
「やはりこの『いい箱』と言うのが暗号なのね。甲賀忍者が和の国を支配するための」
「あのねェ、お蘭。甲賀忍者なんていませんから。今は令和の時代なんですよ」
「うつけ者め。甲賀忍者が、表立って活動すると思っておるのか。影に隠れて密かに和の国を支配していくのが、姑息な甲賀忍者のやり口なのじゃ」
「あのねえェ……、何を言ってるんですか」
「これは甲賀忍者が画策し、『いい箱』と言う偽りの歴史を植え付けることで純真無垢な少年少女たちを洗脳し、ゆくゆくは和の国を支配するつもりなのよ。間違いないわ」
「あのですねえェ。洗脳って。そんなはずないでしょう」
「甲賀忍者と文化省は、小さなことからコツコツと歴史を改ざんして、最終的に和の国を支配するのが目的なのよ」
「いやいや、そんな恐ろしい野望なんてないでしょう。だいたい甲賀忍者なんて今の時代にはいませんから」
「解ったわ。『いい箱』に何を隠したのか。すべてこの伊賀のセクシー忍者にはお見通しなのじゃ」
「いやいや、何がお見通しなんですか」
無茶クチャなことを言う女の子だ。
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