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セクシー忍者お蘭
先日、伊賀のセクシー忍者お蘭はボクの屋敷へ潜り込んだ。
さらにどさくさにまぎれてボクの担当する魔界野学園六年Z組に編入することになった。
今は夏休み前の最後の授業だ。三時間目の社会科を教えていた。
だが、教室内は妙にザワザワと騒がしい。
伊賀のセクシー忍者のお蘭が窓際にビーチパラソルを開き、折りたたみ式のサマーベッドに寝転び寛いでいたからだ。
しかも派手な水着姿だ。まるでセレブのお嬢様のごとく傍若無人な振る舞いに教壇に立っているボクも唖然として見守っていた。
「お、おいッ、ちょっとお蘭ッ!」
呆れた顔でボクは美少女を注意した。
「ああァ、良いとこに来たわ。爺や、日焼け止めクリームを塗りなさい」
お蘭は上から目線でボクに命じた。執事に指図するような口のきき方だ。
「えェッ、日焼け止めクリームを塗れだって?」
ボクはあ然として彼女の艶かしい水着姿を見つめていた。
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