告白

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 親友の彼女が幼馴染の彼のことが好きなことを私は知っている。  だから、彼女には悪いけど、私が先に告白した。  取られたくなかった。どちらも取られたくなかった。  浅ましい私を許して欲しい。  親友の彼女は本当にいい子で、勝ち気で男勝りな私とは正反対な性格で男子に良くモテた。  可愛い彼女が告白したら、幼馴染の彼が取られてしまう。  幼馴染の彼は優しいから、親友の彼女が告白したら付き合ってしまうだろう。  2人が仲良く手を繋ぐ姿を想像するのが辛くて、幼馴染という不安定な関係を終わらせたくて、私は幼馴染の彼に告白することにした。 「どこにも行かないで、私は、あなたと一生を生きたい!」  彼は私の告白を受け入れてくれた。嬉しくてキスを交わした。  誓いのキスのように、幼馴染では絶対に越えられない線を越えることができた。  だから、親友の彼女が幼馴染の彼に告白するのを、私は黙って物陰から見守っていた。  彼が彼女の元へ行かないと信じているけどーーー。 『ずっと前から、あなたのことが好きでした。』
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