テツヤ

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テツヤ

 タカシのやつ何考えてんだ、俺にコクるなんて!  ナオトがいなかったから良かったけどさ。あ、なるほどな。いなかったからその隙にってことか。  悪いな〜タカシ。俺には決めた相手がいるんだよ。  いっつも三人でつるんでたけど、バランス壊れるのがイヤだったから黙ってた。    俺はナオトが好きだ。 ──だめか? ナオト? 「お前はいつも急展開だな。ダメじゃないけどダメだ。タカシの気持ちを俺は知ってる。そして俺達には夢がある。だからダメだ」  ナオト……。  分かったよナオト。俺達メジャーデビュー果たそうな。売れまくってやろうな!  俺のことを好きかどうかは濁されたが、この先もずっと一緒にいることには変わりない。  まぁそれもいいか。  俺の恋は、ある意味で持ち越しとなった。                    
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