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1話
僕の名前は大野飛鳥。
僕には好きな人がいる。彼女との出会いは、中学1年生のときだった。その日は入学式があった。
僕が入学した中学校は、都内でもそこそこ有名な私立の学校である。父の『小さいうちからたくさんの経験をしろ』の教育の元、死ぬ気で勉強をしてこの学校に入った。僕もこの学校にはずっと行きたいと思っていたので、合格をもらえたときはすごく嬉しかった。
でも、一つ懸念点がある。
それは、友達がいないということである。
小学校の友達は、地元の学校に行く。
塾の友達は、、、この学校に受かったのは僕だけだ。
『僕は必然と1人になってしまうのだ。』
僕は友達ができるのだろうか。それだけが脳裏に浮かぶ。不安感と恐怖感が混じる中僕は学校に足を進めるのだった。
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