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お待たせ、ナミエちゃん!
あれ?
「あーなた❤️」
部屋番間違えました〜…。
って、なんで陽子が!?
「お誕生日おめでとう」
ベッドの端でくつろいだ様子で座り甘い声を出す。
「え・・うあ。あ?いや…。うえ?え!なんで?」
「綺麗な愛人さんが待ってる予定だったの?」
陽子は組んでいた脚を解く。俺の股間がムラつく。
「え、ナミエ…ちゃん、は?」
俺は怯えながら聞いた。
「ふーん。あの子、ナミエちゃんっていうの…」
陽子はベッドから立ち上がると、
「先に私が来て話をつけたわ。『不倫はいけないのよ。これ以上私の夫に近づいたら、あなたにも慰謝料を請求するから』って伝えたら、そそくさと手を引いたわ。可哀想に、あの子、貴方が結婚してること知らなかったじゃない。あの子もある意味では被害者ね」
と、腕を組みながらうんうんと頷き一人合点している。
「そうそう、とりあえずあなた、誕生日でしょ」
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