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「リア!マキヌナに触るな」
「ソユンシ、うるさいよ。男の嫉妬は見苦しい」
リア、ソユンを煽るのやめなさい。
緊張感漂う空気が、一瞬で消えた。
そこからはいつも通りの空気に戻り、リアとソユンが言い合いながら、ミンスがそれを注意し、不貞腐れる二人がいる。
「マキオンニ、大丈夫だった?」
「何が?」
「小泉、怖かったでしょ?」
「いえ?」
「え?」
「売られたケンカを買う用意していたら、リアが先に買っちゃうから」
「あはははっ、真木さんも好戦的な方だったんですね」
「うちの代表から高値で買うように言われていますので」
「リア、真木さんは弱くないですよ。魔女の弟子ですから」
「魔女?」
「ナム議長の」
「えー、チンチャ?」
ちょっと待って。
それで伝わるってどーゆー事?
神田さん、あなたホントにどんなパイプを持っているんですか?
そして、リアは私をか弱いと思ってくれてたんだ。
絡まれている私をみて、ブチギレたらしい。
身内に甘く、他人に厳しい韓国人の面を間近でみて、有り難いやら、怖いやら。
そんな事件があったけど、無事に最終日を迎えられ、翌日には空港近くのホテルへと移動した。
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