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「あーゆーのが女子だよね」
「ホントにね」
「あれだけ、ちやほやされたら気持ち良いだろうね」
「キャーキャー言われなれてるだろけど、嬉しいだろうね」
彼らが写真撮影に応じてあげているのを見ながら、そんな言葉をサヨと交わした。
全員で撮ったり、ツーショットで撮ったり、サービスが過ぎる程に。
「真木さん、彼女達に写真のアップは公式の動画が出るまで控えて欲しいと伝えてもらえますか?」
「分かりました」
「日本のファンは、その辺あまり心配していませんが、一応念の為」
ネタバレにはして欲しくないもんね。
それにリアタイでアップされてしまうと、ファンが集まってしまう恐れもあるしね。
「じゃ、そろそろお願いします」
「はい」
彼らの元に行き、彼女たちを引き離す作業。これも私の仕事か?と思ってしまうけど、私達は何でも屋だと思い出す。
「すみません、そろそろ宜しいですか?ごめんなさいね」
彼女達は、メンバー全員と握手をし、名残惜しそうに私の後に続いた。
彼女を先程まで私が居た場所まで連れてきて、お願いする。
「写真ですが、公式に動画や写真が出るまでSNSに出さないで貰えると助かります」
「大丈夫です!分かってますから。Heavenの邪魔をするエンジェルはいません!」
「そうです!生Heaven、マジ最高!写真とかもったいなくって出せないよね」
「手、もう二度と洗わない!」
「肩に触れてくれたよ。服も洗えないよ」
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