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「大人の事情として、真木さんの立ち位置であれば、むしろ歓迎しますよ。身元確かで、他言無用。本人のプロ意識が高い分、下手なスキャンダルになりにくい。ミンジュンより余っ程マシです」 「……ノーコメントで」 「それで良いですよ。私達も上に報告はしませんから。彼らの私生活に関してはマネージャーと私が把握してれば問題ないので。ただ、真木さんが本当にソユンを無理だと言うのであれば、考慮します。互いの仕事のパフォーマンスを落とさない為にも。まぁ、真木さんは大人なので、ソユンを適当に転がしてください」 「それで良いんですか?」 「ソユンを転がしてくれるなら、助かりますよ。まだまだ子供ですし。これも人生の勉強ですね」 「勉強って……」 「私、個人としては、沢山恋愛して、沢山の感情を持って欲しいです。人として成長してもらいたい。もちろん恋愛だけではなく、全てにおいて、学んで欲しいですね。彼らは幼い時からこの世界にいます。一般的な世間を知らない。だからこそ、感情豊かであって欲しいです。その点、ソユンは今有り得ない状況にいて、悩んでるはずです。拒絶や否定なんて今まで無かっただろうと思いますしね。いやー面白いですよ。ソユンの悩む姿」
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