ラストレター

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 それから一週間ほど、朋美は学校へ行けなかった。  そんなある日、母が凪のお葬式の日を朋美に告げた。  「本当に死んじゃったの…?」  誰に聞かせるわけでもなく、朋美は一人でつぶやいた。  何度連絡しても既読のつかない凪とのトーク画面を見て、もしかしたら返事が返ってくるのではないかとどこか期待していた。  だが、朋美のそんな願いは叶うことなく、お葬式の日を迎えた。  そこには確かに凪がいた。昔みたいな笑顔も体温もなかったけれど、間違いなく凪だった。朋美は凪の表情を見るなり泣き崩れ、そのまましばらく泣いていた。一時間ほど経つと、朋美は何も話さずただじっと空を見つめていた。心配した朋美の母か朋美に声をかけ続けたが、その声は届いてはいなかった。
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