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「君は耳も感じるんだね。可愛い」
「かあ、可愛くなんて、ンぁっ!」
耳たぶをムニムニと指で揉まれながら甘噛される。
「穂乃果、自分を卑屈するのはだめだ。そしたら穂乃果を気に入っている僕まで否定されることになる。お仕置きだよ」
「……お、おしおき? んッ――」
チリっと首もとに小さな痛みが走る。それも何度も、何度も。やっと、玲司の唇が首もとから離れた。
「あぁ、いい眺めだ。僕のものってしっかりと印を付けておいたよ」
「し、るし……?」
スーッとその印を玲司は指でなぞる。
「キスマーク。穂乃果は肌の色が白いからよく目立つね」
「っ……」
痛みの数だけついているのならそうとうな数が付いているに違いない。うろたえる穂乃果のパジャマのボタンを玲司は丁寧に外していく。その時間がいたたまれなくて穂乃果はギュッと目を閉じた。目を閉じたはずなのにそれでも感じる熱視線に恥ずかしさで身体が燃えそうに熱い。
「こっちにも付けておこう」
あらわになった穂乃果の肌、控えめなレースの白の下着に包まれた膨らみに玲司は吸い付いた。
「んん……」
「あぁ、可愛い」
玲司は柔らかな膨らみを両手で優しく揉む。一定のリズムで形を変える胸の刺激に居たたまれなくなり穂乃果は更にギュッと隙間から光が入らないほどに目を瞑った。
「穂乃果、こっちを向いて」
(嫌だ、絶対向かない)
「穂乃果、こっちを向きなさい」
全てを支配されてしまいそうな少し下がった声のトーンにおそるおそる目を開き玲司を見た。
「目を閉じては駄目だよ。言ったよね? ちゃんと僕に抱かれているところを見なさい、と」
「んんッ、んぅ……はっ、やっ、ん」
キスで塞がれ、同時に優しく揉まれていた胸からビリっと軽い電流が流れた。いつの間にかブラジャーのカップを下にずらされ胸の尖端を指でキュッと優しく摘まれている。強すぎない、優しい加減が気持ちいい。乳房全体を手のひらで包み込まれ、指の間で尖ってしまった突起を挟まれる。
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