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第一部・登場人物紹介
◆黒羽 真咲
本編の主人公。この春、大学一年生になる18歳。進学を機にひとり暮らしをするのだが、なかなか条件に合う賃貸物件が見つからず焦っている。飛び込んだ街の不動産屋で「ネコ科の方ですね。ネコ科専用の物件がご紹介できます」と言われて戸惑うが、好奇心が勝って入居を決める。猫の姿のときは、黒猫(らしい)。
◆澄々木 玲
両親が経営する不動産屋「スズキ・エステート」の手伝いをする18歳。今年の春から大学生。真咲をひと目で「人類ネコ科」だと見抜き、学生マンション「サリックス」への入居を勧める。
黒いセルフレームの眼鏡をかけて、前髪を長く伸ばしているので表情がよくわからない。自身もネコ科。猫の姿のときは、ブルーグレーの被毛に青目。
◆敷島 森彦
「しきしま動物病院」の院長。普段はまっとうな犬猫を相手にしたクリニックを経営しているが、ひそかに「人類ネコ科」の診療も行っている。真咲にネコ科の診断書を書く。自身もネコ科。猫の姿のときは、白い被毛に金目銀目。
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ネコ科専用学生マンション「サリックス」の住人
※全員ネコ科で、真咲と同じ大学に通う学生
◆遠津川 シオン
大学一年生、18歳。色白で薄褐色の髪色をした小柄な少年。大陸の西のほうにルーツを持つらしい。猫の姿のときは、カフェオレ色の被毛を持った小さな猫。
◆紺野 鷹志
大学三年生、20歳。スポーツマンタイプの逞しい男前。真咲に高級クラブ「銀」のアルバイトを紹介する。同じサリックスの住人である丹色 空也と中学時代からつきあっている。猫の姿のときは、でかいサバトラ。
◆丹色 空也
大学三年生、20歳。シルバーフレームの眼鏡をかけたやさしい笑顔の先輩。実家から大量の食材が送られてくるので、それを料理して皆に食わせている。紺野の彼氏。猫の姿のときは、茶褐色のスリムな猫。
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会員制高級クラブ「銀」関係者
◆銀矢
ネコ科の男たちのための高級クラブ「銀」オーナー。四十代なかばのいぶし銀のような男。デジタルオンチで連絡はすべて電話。自身はネコ科ではない。
◆ウォンジェ
クラブ「銀」の会員。三十代なかばの色男。大陸で国際関係の仕事をしているエリートで、真咲を指名する。猫の姿のときは、シャム猫のような見た目の猫。
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第二部からまた登場人物が増えていきますが…!
よ、よろしくお願いします!
次ページから本編がスタートします。
皆様、よい”獣の時間”をお過ごしください!
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