Reading Diaryー星新一ショートショート1001ー

初めに

私が星新一さんの作品に出会ったのは今からちょうど10年前。
小学校の授業での先生の雑談。その先生が好きだという作品を手振り身振りをつけながら語ってくれたその瞬間私は初めて強烈に”その人”の作品を読みたいと思いました。

それが、星新一さんの「おーいでてこーい」です。

元々本を読むのは好きで昼休みも図書室に通っていましたが、その時はもちろんその物語に夢中で作者なんて気にも留めません。
せいぜい学校で配布された読書記録に漢字を見ながら一字一字書き写すくらいの存在感。

それが物語ではなく、”その人の書く物語”が読みたい！！と意識を向けるようになった忘れられない思い出です。

それから毎週通っていた市の図書館で子供のコーナーにある星新一さんの作品を片っ端から読み進めました。
もちろん膨大なお話の数で全てを覚えているかと言われると頷けませんが、10年経っても忘れられず心に残り続けている物語が確かにあります。

中学に入学してから図書館から足が遠のきそのまま大学生に。
その間残念ながら星新一さんの作品には触れることはありませんでした。
しかし、大学生になり少し時間、金銭に余裕が出来た時再び読書ブームに突入しました。

ミステリーやキャラクター文芸、ファンタジーなど様々な長編小説を読んでいる中でやっぱり自分の中で忘れられない星新一さんの作品。
そして、誕生日と言い訳をして「星新一ショートショート1001」を購入しました。
正直大きい存在感があり置いてるだけで満足感は高いですが、読まないと意味がないのも事実。

そしてせっかく読むのなら噛み締めながら読みたい…と考え一篇一篇その時私が思った事、感じたことを書き残しておこうと考えました。
目標は一日一篇、二篇。

これは私の独りよがりな記録です。
あまり誰に読まれているか考えずに書き続けていき、書ききったときに自分で達成感を得るためのものです。

でも、もし読んでいただける方がいるのなら、この感動を共有したいです。そうそう！と少しでも共感していただけたら嬉しい限りです。

『星新一ショートショート1001』九刷
題名の横にはページ数。U=上段、L=下段
★は本当に勝手に自分の主観でつけさせてもらいました。満点で25。
初出の参照：ホシヅル図書館[https://www.hoshishinichi.com/list/]