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「ねぇアキ君、ハルと間接キスしてみない?」
「え?」っと少し驚くアキの口元に缶コーヒーをスッと近付ける
逃がさないように右腕でアキの左腕をギューっと抱きしめる
「ちょっ、ハル・・・」
「ほら、飲んでアキ君!ハルと間接キスしようよ♪」
夜の繁華街のようにキラキラと目を輝かせながら、その無邪気な笑顔を照れるアキの顔にグイっと寄せるハル
「わかった、わかったから、、、」
そう言うと自分の口元に差し出された缶コーヒーをハルの手ごと掴む
すると、「二人の共同作業だね 」と、ハルに促されるままにクイっと一口飲み込む
「どう、美味し?美味しいでしょ!ハルとの間接キス♪」
「あ、ああ・・・美味しい・・・」
グイグイ来るハルに対しさすがに照れて赤面するアキ
その時、ふわりと風が通る
「わっ冷たぁい!」
そう言うとアキの腕をギュウゥっと抱きしめ、そのままアキの肩に頭を預ける
ひらりひらりと花びらが舞い落ちる
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