約束

3/3
前へ
/8ページ
次へ
大泉「先生の夢は、さっきのところで終わり?!」 先生「ああ、ハグしたところまでで大泉の顔が近かくなって目が覚めたなぁ」 大泉「そっかぁ…(笑)」 先生「大泉は?」 大泉「きっと、同じ(笑)」 先生「何か、すごいな!! 同じ夢か…」 大泉「うん(笑)」 同じ夢を、同じ夜に、見る何てあるのか…? 大泉「不思議…」 先生「ああ…(頷く)」 大泉「先生、あたし同じ夢の続きがほしいなぁ(笑)」 先生「………」 続きって!! コイツー、わかってて言ってんのか? オレがどれだけ我慢してると思ってんだよ!! 先生「卒業したらだな(笑)」 大泉「うん(笑)」 大泉は、こっくりといつものように頷き、オレを真っ直ぐに見つめた。 先生「大泉、約束だ」 そう言ってオレは大泉の小指に小指を絡めた 先生「指切りげんまん、うそついたらはりせんぼんのます、指切った」 恥ずかしさで、 指切りげんまんが、まるで早口言葉だ(苦笑い) 窓の外には、大泉が大好きだと言った夕焼け雲が広がっていた。 オレがふわふわって(笑) まぁ、お前だけになら言われてもいいか(笑) お前の卒業式まで、残り82日。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加