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出場への願い
レイラは心の何処かで宇宙オリンピックに出たくてワクワクが止まらなくなっていた。カラオケ大会の賞品を狙うのではなく、選手として出場したくなっていたのだ。
今朝も庭で縄跳びを自ら始めているレイラ。
「凄くワクワクして楽しい!エアトランポリンみたい!」
本当に宇宙に向けてトレーニングしているかのように強いやる気を持ったレイラ。
「富?私、宇宙オリンピック出てみたいんだ。こんなに自分から何かをやりたいって思う事、今までなかったと思う。」
「お嬢様、それはとてもいい事ですね。知らない間にお嬢様、ご成長されましたね。」
「富?いつなの?そのオリンピックって。」
「えっと?大変です、お嬢様。明日ですよ、明日!」
「あわわわわ……ドウシヨウ……」
レイラは急にロボットのように固まってしまった。
「こんな時は早く寝なくちゃ!」
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