氷の洞窟

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 「ここで炎の魔法使ったら溶けないのか?」 ひたすら氷の道を歩いてきたから、寒さで体力を奪われてきていた。幸いなのが、荒れ模様がそこまで長く続いていないことが  「此処で魔法はつかえません」  真由が杖を振ってみたけど、絞りカスほどの魔法すら発動しない。  かろうじて回復はできそうだから、真由には回復に専念してもらおう。  「この洞窟はいつも凍ってるのか?」 悟が次から次へと疑問がぶつけている。それだけ浮かんでくるのは、それくらい少女のことを信用していないってことなのだろう。  「いいえ、(コア)を破壊すれば、それも解消するものと」 遥香がいるという、(コア)という言葉がまたでてきた。  兎にも角にも、まずその(コア)を破壊しないことには何も始まらないのか
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