人の話は聞きましょう

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 朝、6時。  迎えに来てくれた七海は駅に車をとめた。  そこから新幹線、電車と乗り継いで、ここまで来たのだ。 「高速で来ようかとも思ったんだが。  絶対渋滞してるだろと思って」  ひとつ社長に秘密ができたな、と悠里はそのパビリオンを見ながら思っていた。  最近、地方の博覧会もいろいろあるから、何処のだろうなと思ってはいたのだが。  日々、猫や大家さんや、クールメガネの話をしているうちに、いつも話題がそれてしまい。  目的地を聞きそびれたままになっていのだ。  ちなみに、クールメガネの話とは、 「後藤さんはクールメガネという人種です」 という話だ。
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