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前回は思い切るために自分で脱いだ。だから今夜は、彼の大きな手で脱がせてほしかった。そしてその手でいっぱい身体に触れて、撫でてほしい。
返事を聞いたレオナルドは胴衣を結んでいる紐を解く。着替えがしやすいように、いつも前で交差する形の寝衣しか着ていなかった。
「綺麗だ。もっと良く見せて欲しい」
レオナルドの激しい愛撫に腰が疼く。もっと、触れて欲しい。好きだという想いが溢れて、ユリアナはレオナルドの背に手を回しぎゅっと抱きしめた。
「はぁ、ユリアナ。俺も好きだよ、大好きだ」
キスの合間に好きだと囁かれると、身体中が幸福感で包まれたようにふわふわとなる。
レオナルドの汗の匂いが、雄の匂いとなって漂っている。無意識のうちに腰を揺らしていたユリアナに、レオナルドが手を伸ばした。
「これ、外すよ。もう、凄く濡れているから」
「もうっ、そんなこと言わないで! 今日のレオナルドは、意地悪だよ……」
「意地悪じゃない。素直になっただけだ」
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