Queen Bee

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Queen Bee   神空寿海  未来の時。春の頃。  科学者のハルキ博士が研究所からの帰り道、通り抜け様とした公園で機械のスズメバチに刺殺された。  そして、その機械のスズメバチはハルキ博士本人が開発した物だった。  研究所では立ち入り調査をする警察の中で、助手をしていたハルキ博士の娘のコウが椅子に座り泣いていた。  「確かに、これは父が作ったマシンスズメバチです」  警官は壊れたマシンスズメバチを見せて、そう答えるのを聞くと直ぐにポケットに収めた。  「なぜ暴走したかは、これからこちらで詳しく調べます。不信な点がある時には、また話を伺う事になります」  「マシンスズメバチは害虫や害獣を撃退する為に5体だけ開発されたもので、暴走する様なシステムにはなっていません。その個体は実践中に何処からか飛んできたドローンに盗まれた物なんです。」
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