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「わからんのです。この機械のハチが何故こんな小さな羽と小型の動力で飛べるのかと、調査では虫や鳥だけじゃなく、あらゆる動物を正確に操られるらしいじゃないか。装備自体は虫や鳥が嫌がる音波を出す発振針と発光LED。これはハチを見つけ易くするため光らせる物でしょう。プログラムもセンサー制御程度のもの。押収したコンピューターのSDDにも制御プログラムと部品の設計図しか入っとらんのです」
ハチを押収してきた警官とは違う部署の男グリが聞いていた。
「空中を滑る様に移動するのは、ドローンでも出来る事だろう。プロペラが収納されてるんじゃないか?」
「この大きさにそれは不可能だ。これを飛ばすとしたら、無理やり小型ドローンをくくり付けるのがいい処さ」
「後は軍のもっと整った設備で調べてみるさ。押収物は全部軍の方に持ってくよ」
「データはこっちにも回してもらえるのかい?」
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