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「いや、それは無理だろう。人ひとりやっちまってるからな。軍に行ったら機密入りだろうな。調べたいと云うから、ここを通したんだ、もう充分だろう」
「俺だけ悪者にする気かい」
「軍の方でもお手上げなのさ。なにせソーラーパネルすらついてない人工衛星が自在に飛び回ってて、軍の衛星にちょっかいまでかけて来るんだぜ。そんなとんでもないのが、こいつの研究所と繋がってたんだ。ここで分かった事は、軍の方にも回してくれよ」
オル博士はぷいと顔をそむけた。
軍施設設備でも結果は同じだった。
軍解析部の科学者コタ博士がハチをスキャンした画面を見ていた。
「なんなんだこれは」
「もう一体のハチも確認したと報告は入ったが、見間違いだったらしい」
「前のもドローンと針の取り付けがやっとだったが、改めてスキャンしても分からない事だらけだ」
「警察さんでもお手上げだったよ」
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