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初仕事
〜お城で〜
「おかえりなさいませ、ユーマ様。」
「ああ、ただいま、セバスチャン。」
「それと、魔物の出現情報が入って来たのですが…。」
「どこにだ?」
「フーカ様のいらっしゃる、デンジャー王国の近くと言う情報なのですか…、どうなさいますか?向かわれますか?」
「いや、大丈夫だろう、フーカがいるんだぞ。」
「ええ、それでも、レベルCの魔物でして…。」
「あ、フーカはレベルCくらいの魔物なら全然余裕で倒せるぞ。」
「!?」
「そうでしたか、いつも、回復魔法がお得意だと思っていて、回復魔法しか使えないと思ってました。すみません。」
「大丈夫だ。フーカだもんな。」
「はい、わかりました。」
「引き続き情報屋として働いてくれ。」
「かしこまりました、ユーマ様、いや、我が主。」
セバスチャンを俺の専属執事にした理由はセバスチャンが執事として優秀だったのもあるが何より世界1の情報屋だからだ。
「それではそろそろ寝ますか。」
ー次の日の朝ー
「よし、準備は万端だ。街の見回りに行こうか。」
「いってらっしゃいませ。ユーマ様。」
「ああ。いってくる。」
今日は街の図書館で調べたいことがある、昨日でわかったたが、この世界には伝説級の魔法があるらしい、それでディメンションフォームも伝説の魔法らしいが、俺が知っているゲームの世界ではディメンションフォームが使える人こそが執事などになっていたがな。
だいたい、貴族や王族にディメンションフォームいや、空間魔法が使える人がいなかった気がするが…。
あ、人は勝手に魔法を覚えた、その中で魔法研究会には私達は力をかさなかった。
だから、この世界では魔法が発展しなかったんだ。
ユーマはそれを飛んでいた。
風が強くなってきたな。そろそろ地上に降りるか。
ん、なにか地上が騒がしいぞ。
「ひったくりよ!誰か〜!!!」
「は〜、ひったくりなんてバカバカしい。取り返すか。」
ユーマはひったくり犯の前に回り込んだ。
「そこまでにしておけ。」
「貴様!そこをどけ!」
「何のためにここにお前の前に立っていると思ってる。」
「っ!」
「さー、かかってこい。」
「あーーー!!!」
おっそ。
1発で吹き飛ばした。
「どうぞ、これ。」
「ありがとうございます。あなた前にどこかで会いましたか?」
「あっていないと思いますが…、このひったくり犯はどこにとどければ良いんだろうか。」
「あ、ヒーナ様が来たぞ〜!」(周りの人)
「お、丁度いいところに、来たな、ヒーナ。」
「あ、ユーマ、久しぶりですわ。」
「こいつ、ひったくり犯なんだけど、どうにかできる?」
「ええ、私に任せてください。」
「ありがとう、俺は急いでいるから、朝早くからすまないな。」
「いえ、これも仕事のうちです。」
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