セバスチャンの誤り

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セバスチャンの誤り

「それがですね、ユーマ様、デンジャー王国のレベルCの魔物がバルティーナ王国に向きを変えて、こちらに向かってきています。」 「それは俺が出たほうが良いか?」 「はい、前線の剣士が全滅しました。」 「それは厄介だな。俺も出る、着替えを用意してくれ、着替えていく。」 「はい、ただいま。」 「ありがとう。」 なぜ、こちらに魔物が方向を変えた、もしかして、フーカがやられたか、フーカの城にも魔法陣をおいておくんだったな。 今は自分の国を守ることに集中しよう。 「準備がととのいました。」 「今行く。」 「いってらっしゃいませ、ユーマ様。」 「ああ。」 にしても、レベルCの魔物に手こずるなんて、この国の権力は衰えているな。 もうすぐつくか。 〜〜魔物出現場〜〜 「こちらも全滅しそうです!」 「そうか、あとは俺に任せておけ。」 最強魔術師か賢者かどちらが良いのだろうか。 ここは一旦、賢者で行こうか、顔は変えておいて。 「全員!街に避難せよ!」 よしもうそろそろ良いか。 さ、魔物よかかってこい。 〜〜魔物と戦い〜〜 「来たな。」 ちゃんと待て、あれはレベルCではないぞ、あれはレベルBの魔物だ、名前は確か…、思い出せないな、先に魔物をかたずけるか。 ファイヤー。 この1発で魔物は全滅した。 一様、この世界を見ておこうか。 精霊観測魔法。 以前と比べて魔物の数が増えたな。 原因はこの世界のちょうど中心にあるあの魔法陣か。 魔石を回収して、城に戻るか。 ユーマはせっせと魔石を回収して、お城に戻っていった。 「ただいま、セバスチャン。」 「ご無事でなによりです。それで今回の件ですか…。」 「ああ、あの魔物はレベルCではなかったぞ。」 「そんな。」 「あの魔物はレベルBだ。」 「そうでしたか。」 「セバスチャン、お前は、情報屋ではないのか?情報を誤った、それなりの処分は覚悟しておくんだな。」 「はい。」 「な〜んてね、嘘だよ、人間にも間違えることがあるよ、今回の件はレベルBだったから、倒せたけど、もしこれが得体のしれない魔物だったら、むやみに攻撃はできないということがあったかもしれない、今後は気をつけてくれ。」 「はい、申し訳ありません、我が主。」 「それではお前ももう休め。」 「はい。」 今回は多分魔物のランクや特徴が記されたものが誤っている可能性がある、1から俺が作り直すしかないようだな。 だが、今日はもう疲れたから、休もう。
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