番外編。縁結びのおじいちゃん

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番外編。縁結びのおじいちゃん

~縁結びの神様視点~  ふぅ~。ようやく結ばれたわ…。 あの少年め…。少女と結ばれたいと祈ったくせに。 何度もきっかけを与えてやったのに、わしのきっかけに気づかないって…!?  わしゃ、びっくりして声も出なかったぞ。 どんだけ鈍感なんだ?って思ったわい。  まぁ、めっちゃくちゃ気づきやすいきっかけで、ようやく気付いたが。 これで結ばれなかったらもうやめにしようと思ったが、 二人に恋の糸が結ばれたから、もう安心じゃ。   自己紹介するのが遅れたが、 わしゃ、縁結びの神様こと、縁結びおじいちゃんじゃ。  毎回、祈られた子たちに恋を実るよう、サポートするのが、わしじゃ。  神様といえど、きっかけまでしか作れない。 神様界で、強制的に惚れさせるのは、使っちゃダメと決まっているからな。  でも、きっかけを無視しなかったら、ちゃんと結ばれる。 運命の赤い糸ってやつが。  神様が作れるのはきっかけじゃ。 恋をしている人に偶然会ったらわしの仕業かもしれんぞ?  その時に、選ぶのはお主じゃ。  わしが決めた最後のきっかけだったら お主が選ばなかったら、もうあえん。  そいつとお主の一生分の縁を使うから。 まぁ、恋が実るのに自分で頑張るのが一番だが。  じゃ、溜まっている(縁結び)仕事を片づけるから、ここでお別れじゃ。 ばいばいじゃ!!
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