プロローグ

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ここからは俺が通う学園を紹介しよう。もう俺の紹介はいらないだろう。 ここ、向日葵学園は日本随一の資産家の御曹司が通う男子校だ。エスカレーター式で初等部から高等部まである。 向日葵学園があるのは、茨城県の森の奥だ。なぜこんなに人気のないところに設立するんだ?とは思ったが、まぁどうでもいいので深くは考えないことにした。 この学園はまぁ、ちょっと変わっていてな…。 初等部から男子しか囲まれてないので、恋愛対象が必然的に同性となるわけで。あ、それ自体が変わっていると非難しているわけではなく、学園のルール?が変わってるんだ。 入学当初は頭が混乱して、入学式の途中で気絶したんだよ。そのルールを聞いて。まぁ、モブだったので誰も助けてくれなかったがな!!!!! 後で気がついて、1人寂しく教室に移動したよ。 ま、それは置いといて。 話を戻そう。 向日葵学園はまぁ、言い方は悪いが顔がいいやつと圧倒的財力、地位を贔屓にする傾向があってな…。(いつの時代だよ) そういう奴が必然的に役職に就くことになっている。いや、人気投票か。人気投票によって、生徒会と風紀委員会などなどの委員会の役職が決まるんだ。ただの委員はモブでもなれるらしいので、そこは安心した。 驚いたね。 さらにここは親衛隊が存在するんだとさ。しかも穏健派と過激派があるんだってよ。本当に何???ってなったね。 驚くことはそれだけじゃない。 入学して2週間後、中途半端な時期に転校生がやってきたんだ。これがまぁ、かなり厄介でな…。 おっと、これ以上はやめとこう。 ここからは少し俺の回想が入る。俺が入学してから、現在まで何があったか、俺の心の声と共に物語を楽しんでくれたら、と思う。
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