近づく距離

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 すぐにまぶたが落ちそうだったが、バスローブの前を開かれて、亮ちゃんの愛撫に身体が反応し、目が覚めた。  久しぶりの行為に身体がついていかないかと心配したが、亮ちゃんは上手なのか気持ちよくて驚いた。  最後には雫と何度も呼んでくれる声が頭の中に入ってきた。  揺れ続ける身体で亮ちゃんの背中にしがみついて声を上げ続ける。  最後に何かが弾けるとキスされた。  一度、意識を失って目が覚めたら、待っていたかのように亮ちゃんがまた覆い被さってきた。  さっきよりも深く、長く愛された。  「あ、あ、そこダメ、触っちゃダメ、あん。」  亮ちゃんは「雫、かわいい」と揺れながら触る。  何度、入ってきたか分からない。  外が明るくなってきた頃に、また眠りに就いた。  目が覚めると、シャワーの音がした。  時計を見ると、10時だった。  亮ちゃんが入ってきて、私にキスを落とした。  「雫。可愛い。やっと俺のものになったな。……シャワー浴びたらブランチにしよう。食事頼んでおくよ」  シャワーを浴びて身体を拭いていたら、亮ちゃんの声がする。  「雫、まだ服着るなよ。食事してからにしろ。時間あるだろ」
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