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「なんか、営業の金曜日の飲み会でウチのチーフを巡る戦いがあったらしいよー。イヤー鼻が高いね。花崎さんのお陰で、総務はウチの営業の憧れの女性のいるところになったよ」
「……」
「私達もですか?崎田課長?」
宝田さんと澄ちゃんが、角突き合わせて崎田課長を囲む。
「……!も、もちろんだよー、何言ってるんだかー。君たちだって憧れの女性だよ」
「……へー。課長からそんなこと言われたことも、誘われたこともありませんでしたが」
宝田さんのブーメランが飛んでいく。
澄ちゃんが、だから言ったでしょと小声で私の側を通り過ぎた。
週初めで、朝礼があり、部長から話があった。
総会準備の忙しくなる時期で身体に気をつけるようになど、まあ、いつもの台詞が通り過ぎたところで、亮ちゃんの話になった。
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