病気の心配と小さな期待

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落ち込んだままシャワーを浴び終えて、タオルで身体を拭いていたところで、今度はふとひとつの疑問が浮かび上がってきた。 今日って先生と一緒のベッドで眠るのかな? それとも、やっぱり別々? 昨日今日と先生は私にキスをしてくれたけれど、それはおでこへのキスだった。 唇には一度も触れてくれていない。 おそらく私に過度に期待を持たせないよう配慮をしてくれているのだろう。 だけどこの3日間先生と一緒に過ごすということは、先生は一度くらいチャレンジしてみようと思っているのだろうか? 先生の力になれるなら協力したいと思っているけれど、そうなるとこれから身に着けようとしているラメ糸で刺繍された淡いピンクの落ち着いた下着よりも、もっと性的興奮を誘うようなレッドピンクやブラックのような下着の方がいいかもしれないと思えてきた。 でも最初からそんな派手な下着を着けていたら、先生はプレッシャーになるだろうか? 「あー、どっちがいいんだろう……?」 悩んだところで答えは出るはずもなく、ますます考え込んでしまう。 「ところで先生ってどうして病気(ED)になっちゃったんだろう?」 健康診断の結果を見る限りではとても健康な身体だった。他の病気が起因していないのであれば、精神的なことが原因なのだろうか? 「何か辛いことでもあったのかな? そしたらあまり刺激しない方がいいよね?」 やっぱり最初は先生のプレッシャーにならないためにも、落ち着いた下着の方がいいかもしれない。翌日、翌々日の着替えとして派手な下着を持っていくことにしよう。そう考えを決めて、私は急いで準備に取り掛かった。
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