殺し屋の恋模奇譚

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「んっ…ふぅ…!」 いつもは自分の快楽の為に奥を何度も突き上げられていたのに、俺の快楽を求めてきたのはレノが初めてだ。 「どう?気持ちイイ?」 小さく頷けば俺の雄肉も反応して反り勃ち始めていて、猿轡を外されシーツから手を離させられて指を絡めながら唇を重ねられゆっくり根元まで埋め込まれた。 「あっ、はぁ…」 「こんなに気持ちイイなんて…俺のちんこ溶けそう」 「んぁっ!」 引き抜かれて奥へズンと突き上げられて声が漏れる。いつもなら平然としていられるのに、眉間にシワがよってしまう。 「オルクス…名前呼んで…」 「れ…の…レノ…」 名を呼んでやれば中で質量を増してゆく。今まで何回もしてきた行為なのに…薬を使われずに気持ちイイなんて初めてだ… ベッドが軋むほど激しく動かれ、レノはベッドに手を付いていて俺はその手を掴んで声を我慢するのも忘れて喘いでしまう。 「レノっ、レノダメっ…だ…!」 「イきそう?イきそうなんだな??」 更に腰の動きが早められ、唇を噛みながら中をきつく締め付けながら白濁を吐き出してしまいレノも俺の腹の奥に白濁を注ぎ込んでいる。 「あ、はぁ…」 「オルクス…まだ会ってすぐだし変なやつと思われるかもしれないけれど…好きだ」 「好き…?」 「うん。好き。愛してる」 左手を取られ薬指に口付けられる。好き?愛してる…?何だそれは…聞いた事無い言葉だ。
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