母の日記

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憂鬱を忘れるのに外国もののミステリーを読むのも方法である。 ざっと40年近く、このジャンルを読まず、もっぱら純文学をなるだけ努めて読んできたが、最近は何故か、つまらない気が何処かに生じて、それにひきかえ、娯楽的要素高いものが気楽に読める。 珈琲や紅茶を飲む如く、たった一冊の本が気分転換に適している。 図書館で借りて読む場合は、例えばスコットトウローのリーガル物のハードカバー単行本は2000円以上はするので、わざわざ金を支払ってまで読む気はないが、せいぜい600円から700円ぐらいの文庫本であれば、買って読むのが気分がいい。 図書館の図書は色んな人の手で汚れているから気持ちが悪くて、枕元に置くには具合が悪い。
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