悲劇の災い

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新学期初日だったため、学校は午前で下校だった。3人は心配する月陽のお見舞いに瑞穂の衣類仕立て屋へ来た。 川菜「お帰り。」 睦月「あら、みんなも来たの?」 瑞穂「うん。みんなでちょっと月陽のお見舞いとちょっと用事で…」 3人は月陽が横になっている瑞穂の部屋へ行く。 瑞穂「ただいま。」 月陽「みんな、来て…くれたの?」 初名「月陽ちゃん元気かなって思って!」 月陽の心配をしてくれる3人だが、月陽はおなかに寒気を感じながら涙目になっている。ベッドの下にある家から見つかったランドセルは黒く穴が開き、肩ひもも片方切れてしまっていた。火で穴が開いてしまった服も瑞穂の母が燃えた部分を切って短くしてあり、へそ出し仕様になっている。
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