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darkness
「はぁ、、、。」
もう疲れた。嫌だ。怖い。生きていることが怖い。
私は柊木 由紀袮、15歳
私は今、学校に居る
「どうしたの?顔色悪いよ?体調でも悪いのかな、、、。」
、、、。
「えっ?私は大丈夫だよ?」
嘘だ。本当は大丈夫なんかじゃない。
誰かに、助けてほしい。誰かに、楽にしてほしい。
でも私の望む誰かは居ない。辛い辛い。
誰か、助けて。助けて。
「さよなら〜」
やっと学校が終わった。
いつも家には誰も居ない。
父は仕事。母は、、、。
もうこの世には居ない。母は不運な事故に巻き込まれて、死んだ。
交通事故で。私が7歳の頃の話。
手足はグチョグチョで、頭からは血が大量出血をしていたのを今でもハッキリと覚えている。
思い出すだけでも怖い。ただ生きていただけなのに。
何も天罰を下されるような事はしていないのに。
「ただいま、、、。」
家に帰ってきた。誰も居ない。ただ冷たい空気が流れているだけ。
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